ひと昔前は秋にあんると、家の軒先でサンマをうちわでパタパタとあおぎながら、じゅうじゅうと七輪で焼く風景を目にしたものです。
最近は住まいの事情でなかなか七輪の活躍する機会はありませんが、煙の行方や日の扱いに注意すればベランダなどでも焼くことができるかもしれませんわ。
魚や肉のように脂が出るものは特に、脂が炭火に落ちるときの煙でさらに燻され、燻製のようにいい香りになりますね。
炭火には遠赤外線効果があって、中までじっくり火が通っていながら、表はカリッと香ばしく仕上がり、おいしさは格別ですわ。
七輪は手軽に持ち運びができる調理道具として、昔はどこの家にもあったものです。
ほんの少しの炭で強い火力が得られる七輪は、庶民の強い味方。
わずか七厘の炭でご飯を炊けることから、その名がついたとか言われていrます。
防災グッズとしても役立つので、わが家では炭と一緒にいつでも出動できるようそろえていますわ。
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◆サンマを上手に焼くコツ
・焼く前に熱した網にレモンか酢を塗っておくとサンマがくっつきません
・サンマは塩をふっておきましょう。高い位置から塩をふり、表になる方を先に焼きましょう。
竹炭…木炭に比べると吸着力は10倍以上とも言われています。ミネラルウォーターづくりや消臭、除湿にも効果抜群です。
黒炭(ナラ、クヌギ、カシ)…火おこしが簡単で、バーベキューや茶道などに向いています。煙や灰が多いのが難点です。
白炭(ウバメガシ、カシ)…着火しにくいけれど安定した火力で、火持ちがよく焼き鳥などにおすすめ。煙や灰が少ないです。
◆火の起こしかたと消しかた
1.火おこしに炭を入れ火にかけます
2.炭が赤くなったら七輪へ運びましょう
消すときは残った炭を入れて火けしつぼのふたを閉めます。火けしつぼがない場合は七輪に入れてそのままにしましょう。
◆竹炭のお風呂の入れ方
1.竹炭を水洗いします
2.1をネットに入れます
3.竹炭のネットをお風呂に入れお湯をはります
4.3~4日に一度、水洗いをして天日に干します
◆竹炭のミネラルウォーターの作り方
1.流水でよく洗います
2.5分煮沸します
3.陰干しをします
4.1Lの水に2~3片の竹炭を入れて1日おきできあがりです。2日以内に使い切りましょう。