ツバメが渡り鳥だとご存知かしら?
日本のツバメたちは東南アジアで冬を過ごすのですって。
フィリピンやマレー半島など何千キロも離れた遠い地域まで飛んでいくのだそう。
あの小さなかわいらしい体でどう飛んでいくのか、どんな試練を乗り越えていくのか、想像しただけで気が遠くなりますわね。
毎年春の訪れを感じるころ、長い旅から帰ったツバメたちは独特の翼と飛び方で舞っていますわね。
そしてせっせと巣作りをしています。
そのあと、ツバメたちは街に溶け込んで意識してみる人もいません。
時々、虫の大群の中で低空飛行する姿を見て、びっくりすることがありますわね。
秋が近づくと、南へ帰る準備をはじめ、10月下旬ごろからいなくなり、11月中旬にはほとんどが旅立ってしますのです。
お月様や太陽の位置で方位を知り、星座で自分の位置や進む方向を知ることができるという彼らが旅立つところを、今年こそは見てみたいですわ。
◆渡り鳥のルート
[夏鳥]
春から秋にかけて日本にやってきて、秋に南へ帰る渡り鳥です。
コチドリ、ツバメ、アジサシなど
[旅鳥]
休息やエサを食べるために一時的に日本に立ち寄る渡り鳥です。
シギ類など
[冬鳥]
秋から冬に日本にやってきて春に北へ帰る渡り鳥です。
◆渡り鳥のV字編隊
大きい鳥の羽ばたきは後ろに乱気流を起こし、その乱気流のななめ後ろは上向きの気流があるため後ろの鳥はそれを利用してエネルギーの消耗を少なくできるのだそう。
戦闘は時々交代するのですって。