お盆は、亡くなった人や祖先の霊が帰ってくるとされていて、みんなで迎えておもてなしをする日ですね。
8月13日~16日をお盆とする地域が多く、でも7月に行う地域もあるそうです。
家族そろってお墓参りに行くのが良いのでしょうけれど、忙しくて行けないという年は、盆棚を作り、迎え火をたいてご先祖様を家に迎え入れましょう。
盆棚を飾る場所は、庭先だったり奥座敷だったりと地域によってさまざまだそうです。
本来は、お坊さんを呼んでお経を読んでもらいますが、家族でご先祖様のことを話題にするだけでも供養になります。
盆棚にはキキョウやハギ、ホオズキなどを飾って、お線香をたき、キュウリやナスで作った馬や牛を飾ります。
馬や牛は霊が訪ねてくるときの乗りもので、来るときは馬に乗って少しでも早く、帰るときは牛で少しでもゆっくりという気持ちを表しているのだそうですよ。
ホオズキは迷わないように明るく照らすものですって。
私もそんなに知りませんでしたわ。
そして送り火を灯してお帰りいただくんですよ。
お盆飾りのしかた----------------------
◆盆棚
故人やご先祖様をお客様としておもてなしします
仏壇や盆棚がなくても、故人の好きなものを蓮の葉の上に供えます
玄関などに室礼します
◆迎え火、送り火
13日の夕方、玄関先で素焼きのほうろくにオガラをおってつみかさね火をつけて燃やし手を合わせます(オガラ=麻の茎は時期になると八百屋さんや仏壇屋さんで買えます)
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送り火の鑑賞
有名なのが毎年8月16日に行われる京都の大文字の送り火。お盆で帰ってきた魂を再びあの世に送り出すという意味があります。
左大文字…300年以上の歴史があるそうです
船形…船首は西方浄土を向いているといわれているそうです
鳥居形…火床は108つ。送り火の中で最も美しいですわね
大文字…起源は300年前とも500年前ともいわれているそう
妙法…法華宗の信仰が由来だそうです
時間があれば、一度は見に行きたいものですわね。