暑気払いとは暑さをしのぐために何かをすることですね。
実際に涼しくなるものと、涼しさを感じさせるものがありますよね。
例えば、うちわであおげば風が起こり涼しくなります。
風鈴や線香花火は、音を聞いたり光をみたりすることで涼しさを感じられますね。
繊細な感性をもつ日本人だからこその文化だと思わされますね。
数年前までは夕方になると打ち水があちらこちらで行われていましたね。
わたしも時折、打ち水をして、自分のまわりの小さな世界の外気温を下げようとします。
水が蒸発するときに熱が奪われて気温が下がり、対流が起こって小さな風も起こるという楽しみがありますわね。
暑い日中に巻くとすぐに蒸発してかえって蒸し暑くなるので、朝夕の涼しい時間に行うのがよいのだとか。
でも、昨今のこの猛暑。夕方に打ち水をしてもものの5分で乾いてゆく道をみると、「あぁ、今日もとんでもない暑さだったんだなぁ」と思わされてしまいますわね。
風鈴には、鉄製の南部風鈴、陶器製の瀬戸風鈴、ガラス製の江戸風鈴などがあるんですよ。
それぞれに音の響きが違うものですが、庶民の音といえば江戸風鈴。
レトロな模様が描かれたガラスの風鈴はインテリアにもマッチしますわ。
◆打ち水のやりかた
1.水を入れる容器を用意する → バケツやたらい、じょうろなど
2.水を用意する → 雨水、お風呂の残り湯
3.水を道にまく → 夕方がベスト
◆うちわいろいろ
・平柄うちわ(丸亀うちわ)
・京うちわ…細い竹ひごから作られています
・丸竹橋うちわ…1本の細竹から作られています
◆風鈴いろいろ
・竹の風鈴
・ウィンドウチャイム…金属でできていて響きが心地よいです
・江戸風鈴…金魚、朝顔、花の絵が内側から描かれています。ギザギザカットのおかげできれいな音がでているのだそうですわよ
・陶器風鈴…特に有田焼は高温がでて人気がありますわ
・南部鉄…900年の歴史があって、余音がしみわたる高音にはまる人も。